インド占星術② ~南インド式のホロスコープ~

インド占星術のホロスコープには、北インド式、東インド式、南インド式などがあります。

このサイトでは、その中でもわかりやすい、南インド式のホロスコープを取り扱います。

まずは、サイン(黄道12宮)とハウス(天球12室)の配置について見ていきます。

目次

1. 南インド式ホロスコープの基本構造

  1-1. サインの配置

  1-2. サインの支配星(ルーラー)

2. 支配星の吉凶と意味

3. ハウスの決め方

4. まとめ

1. 南インド式ホロスコープの基本構造

1-1. サインの配置

西洋占星術のホロスコープでは、アセンダント(ASC)を左側に置き、ハウスを反時計回りに配置します。

これに対して、南インド式のホロスコープでは、アセンダントの位置を特定せずに、サインを固定するという特徴があります。

 

図1に、南インド式ホロスコープのサインの配置を示します。

12個の四角形が並んだホロスコープの、左上に魚座を配置し、時計回りにサインを並べていきます。

図1. 南インド式 サインの配置

1-2. サインの支配星(ルーラー)

サインの支配星は図2のようになります。

サインの位置が固定されているので、支配星の位置もおのずと固定されます。

 

太陽と月はそれぞれ1つのサインを支配し、水星・金星・火星・木星・土星はそれぞれ2つのサインを支配します。

また、ラーフとケートゥは、サインを支配しません。

図2. 南インド式 支配星の配置

2. 支配星の吉凶と意味

インド占星術における9つの惑星には、吉凶やそれぞれが持つ意味があります。

表1に詳しく示します。

 

表1. インド占星術の惑星の一覧

惑星 惑星記号 吉凶 惑星の意味
太陽 弱い凶星 社会性、地位、プライド、生命力など
条件次第 心の安定、大衆性、記憶力の良さなど
水星 弱い吉星 知性、コミュニケーション能力、分析力など
金星 強い吉星 恋愛、結婚、セックス、芸術など
火星 強い凶星 行動力、集中力、攻撃性など
木星 強い吉星 宗教性、思想性、幸運、発展など
土星 強い凶星 庶民性、持続性、遅延、改革など
ラーフ 凶星 現世の欲望、既存の秩序からの離脱など
ケートゥ 凶星 禁欲、深い精神性など

3. ハウスの決め方

次に、ハウスの決め方を見てみましょう。

アセンダントを基準として、第1~12のハウスを並べていきます。

 

インド占星術では、サインがそのままハウスとして機能します。

従って、サインを配置した図1の12の四角形に対して、それぞれハウスを1つずつ当て嵌めていけば良いわけです。

 

例えば、おとめ座にアセンダントがある人の場合を見てみます。

図3のように、アセンダントのあるおとめ座を第1ハウスとして、時計回りにハウスを当て嵌めます。

第1ハウスは東、第4ハウスは北、第7ハウスは西、第10ハウスは南を示します。

図3. ハウスの配置

 

アセンダントの位置が変われば、それに従ってハウスの配置が変わります。

また、アセンダントを基準とする以外に、太陽や月のいるサインを第1ハウスとする方法があります。

ハウスの起点のことを「ラグナ」と呼びます。

アセンダントを基準とする場合、アセンダントがあるサインがラグナとなります。

図3の場合では、おとめ座がラグナです。

4. まとめ

インド占星術のホロスコープの1つである、南インド式ホロスコープの基本構造について説明しました。

南インド式のホロスコープは、サインの位置が固定であること、時計回りにサインとハウスを配置することが最大の特徴です。

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