りゅう座流星群(10月8日に極大)
流星群についての説明はこちら。
りゅう座流星群の母天体は、ジャコビニ・チンナー彗星です。
出現が安定しない流星群で、過去に何度か大出現をしましたが、近年はほとんど観測されていません。
2018年はジャコビニ・チンナー彗星が回帰し、9月に近日点を通過しました。
母天体からのダストの供給により、出現の可能性が高まります。
10月9日が新月で、月明かりが無い好条件です。
りゅう座は、日本ではいつも北の空に見えている大きな星座です。
しかし、明るい星が少なくて目立たない存在です。
おおぐま座(北斗七星)とこぐま座(北極星を含む)の間に、尻尾を差し込む形で横たわっています。
放射点はりゅう座の頭の近くにあり、ゆっくりフワッと流れる流星群です。
十三夜(10月21日)
十三夜とは、旧暦9月13日の月のことで、栗名月とも呼びます。
満月の前の、少し欠けた月です。
十五夜が中国から伝わった行事であるのに対し、十三夜は日本古来の風習です。
オリオン座流星群(10月22日に極大)
流星群についての説明はこちら。
オリオン座流星群は、ハレー彗星を母天体とします。
活動時期は10月12日~11月7日頃で、10月22日に極大を迎えます。
放射点はオリオン座のベテルギウスの左上、オリオンが振り上げた棍棒の辺りにあります。
流れるスピードが速い流星群として有名です。
ただし、2018年は満月が近いため、観察条件としては良くありません。
夜明け前に月が沈んでから、空が白み始めるまでのわずかな時間が観察のタイミングです。
極大日の前後2日くらいは、ほとんど出現数は変わりませんが、満月が近づくほどに観察はシビアになります。
出現数は1時間に10個ほどで、運が良ければ見える、といったところでしょう。
金星が内合(10月26日)
8月に東方最大離角、9月に最大光度と、地球に近づいていた金星が内合します。
金星が太陽と重なり、「宵の明星」とはしばらくのお別れです。
12月上旬には最大光度、2019年1月上旬には西方最大離角となって、「明けの明星」が見られるようになります。
内合についての説明はこちら。