2018年10月の天文ニュース

◆ りゅう座流星群(10月8日に極大)

◆ 十三夜(10月21日)

◆ オリオン座流星群(10月22日に極大)

◆ 金星が内合(10月26日)

りゅう座流星群(10月8日に極大)

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りゅう座流星群の母天体は、ジャコビニ・チンナー彗星です。

出現が安定しない流星群で、過去に何度か大出現をしましたが、近年はほとんど観測されていません。

2018年はジャコビニ・チンナー彗星が回帰し、9月に近日点を通過しました。

母天体からのダストの供給により、出現の可能性が高まります。

10月9日が新月で、月明かりが無い好条件です。

りゅう座は、日本ではいつも北の空に見えている大きな星座です。

しかし、明るい星が少なくて目立たない存在です。

おおぐま座(北斗七星)とこぐま座(北極星を含む)の間に、尻尾を差し込む形で横たわっています。

放射点はりゅう座の頭の近くにあり、ゆっくりフワッと流れる流星群です。

十三夜(10月21日)

十三夜とは、旧暦9月13日の月のことで、栗名月とも呼びます。

満月の前の、少し欠けた月です。

十五夜が中国から伝わった行事であるのに対し、十三夜は日本古来の風習です。

オリオン座流星群(10月22日に極大)

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オリオン座流星群は、ハレー彗星を母天体とします。

活動時期は10月12日~11月7日頃で、10月22日に極大を迎えます。

放射点はオリオン座のベテルギウスの左上、オリオンが振り上げた棍棒の辺りにあります。

流れるスピードが速い流星群として有名です。

ただし、2018年は満月が近いため、観察条件としては良くありません。

夜明け前に月が沈んでから、空が白み始めるまでのわずかな時間が観察のタイミングです。

極大日の前後2日くらいは、ほとんど出現数は変わりませんが、満月が近づくほどに観察はシビアになります。

出現数は1時間に10個ほどで、運が良ければ見える、といったところでしょう。

金星が内合(10月26日)

8月に東方最大離角、9月に最大光度と、地球に近づいていた金星が内合します。

金星が太陽と重なり、「宵の明星」とはしばらくのお別れです。

12月上旬には最大光度、2019年1月上旬には西方最大離角となって、「明けの明星」が見られるようになります。

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