2019年1月の天文ニュース

◆ しぶんぎ座流星群(1月4日に極大)

◆ 部分日食(1月6日)

◆ 金星が西方最大離角(1月6日)

しぶんぎ座流星群(1月4日に極大)

流星群についての説明はこちら

しぶんぎ座の母天体は、現在のところ特定されていません。

また、しぶんぎ座という星座は現存せず、りゅう座のι星(エダシク)の近くに放射点があります。

出現期間の短い流星群で、極大日から1日ずれると出現数は激減します。

今回は1月4日の午前11時頃にピークを迎えます。

日本では、ピーク時間に近く、放射点が空の高い位置にある4日未明が見頃です。

1月6日が新月のため、月の影響がほとんどない良好な観察条件です。

1時間に40個程度の出現が予想されています。

部分日食(1月6日)

日本全国で部分日食が見られます。

東京では、8:43に食が開始、10:06に食の最大となり、11:36に終了します。

今回の日食は、南の地域ほど食の最大となる時間が早く、那覇で9:39、札幌で10:13です。

また、南の地域ほど欠ける割合が小さく、那覇では14%程度しか影にならないのに対し、札幌では太陽の半分以上が影になります。

金星が西方最大離角(1月6日)

金星が西方最大離角となり、明け方の東の空で観察好機です。

今後、8月14日に外合となるまで、「明けの明星」として東の空に留まります。

1月22・23日の明け方には、南東の低い空で金星と木星が接近します。

金星はマイナス4.4等、木星はマイナス1.7等と非常に明るく、すぐに見つけられるでしょう。

その後は少しずつ離れていくものの、1月末頃までは楽しむことができます。

西方最大離角、外合についての説明はこちら