西洋占星術のホロスコープ➀ ~注目すべき3星座と2惑星~

西洋占星術における、ホロスコープの読み方を見ていきましょう。

出生日のホロスコープ(ネイタル・チャート)において、特に大きな影響を与える星座と惑星について説明します。

特に影響の強い星座は、上昇宮・太陽星座・月星座と呼ばれるものです。

惑星については、ライジング・プラネットとカルミネートに注目します。

目次

1. ネイタル・チャートの基本

2. 性格を決める3星座

  2-1. 上昇宮(アセンダント)

  2-2. 太陽星座(サン・サイン)

  2-3. 月星座(ムーン・サイン)

3. 人生を運命づける2惑星

  3-1. ライジング・プラネット

  3-2. カルミネート

4. まとめ

1. ネイタル・チャートの基本

まず、ホロスコープを読み解く基礎知識については、以下の記事を参照ください。

西洋占星術の基礎知識➀ ~黄道12宮~

西洋占星術の基礎知識② ~天球12室~

西洋占星術の基礎知識③ ~惑星と特異点~

自分のネイタル・チャートは、無料のホロスコープ作成で知ることができます。

まずネイタル・チャートを入手した上で、この記事を読まれることをオススメします。

この記事では一例として、1997年6月1日13時に東京都で生まれた人のネイタル・チャート(図1)を使います。

図1. ネイタル・チャートの一例

ASCを起点に反時計回りに配置された12のハウスを、黄道12宮(サイン)が取り巻いています。

ハウスの中に、西洋占星術における10個の惑星が配置されています。

その人が生まれたとき、それぞれの惑星が天球のどこにあったのかが示されています。

はドラゴンヘッド、はドラゴンテイルです。

2. 性格を決める3星座

まず、その人の基本的な性格を決定する、3つの星座(サイン)について見ていきます。

2-1. 上昇宮(アセンダント)

その人が生まれた瞬間に、東の空に昇っていた星座のことを、上昇宮といいます。

ホロスコープのASC、すなわち第1ハウスの始まりに位置するサインのことです。

図1の場合は、第1ハウスの始まりのカスプにてんびん座がいるので、上昇宮はてんびん座になります。

上昇宮は、その人の容姿や肉体的特徴など、外見的なイメージを与えます。

あるいは、個人的な習慣や行動の特徴などを示します。

上昇宮が示すのは、その人が現世を生きる際の「仮の姿」です。

その人の本質を示すのは、後述する太陽星座と月星座になります。

2-2. 太陽星座(サン・サイン)

その人が生まれたときに、太陽が入っていた星座のことを、太陽星座といいます。

一般的な星座占いで使われているのが、この太陽星座であり、誕生日によって決まります。

図1の場合は、太陽がふたご座のサインにあるので、太陽星座はふたご座です。

太陽星座は、その人の「真の姿」を示します。

その人が本来持っている性格を与え、自己認識の助けとなります。

2-3. 月星座(ムーン・サイン)

その人が生まれたときに、月が入っていた星座のことを、月星座といいます。

図1の場合は、月がおひつじ座のサインにあるので、月星座はおひつじ座です。

月星座も太陽星座と同じく、「真の姿」を示しますが、太陽よりも精神的な特性を強く与えます。

その人の心情や情緒的な面に影響し、対人関係や、物事に対する心理的反応を教えてくれます。

3. 人生を運命づける2惑星

3-1. ライジング・プラネット

生まれたときに東の空に出ていた惑星を、ライジング・プラネット(上昇星)といいます。

ホロスコープのASCの近くに位置する惑星のことです。

図1では、ASCの近くに火星があるので、その人のライジング・プラネットは火星になります。

ライジング・プラネットは、上昇宮(アセンダント)とともに、その人が生まれ持つ性質に影響します。

また、人生初期の運を決定します。

あくまでASCの近くにあることがライジング・プラネットの条件であり、人によってはライジング・プラネットが無いこともあります。

3-2. カルミネート

ホロスコープにおいて、最もMCに近い位置にある惑星をカルミネートといいます。

その人が生まれた瞬間に、天球の一番高い位置にあった惑星を示します。

カルミネートする惑星は、ホロスコープ全体に強い影響を与えるとされています。

図1の場合、MCに最も近い金星がカルミネートです。

カルミネートする惑星は、吉星である方が好ましいとされます。

しかし、他の惑星から悪い影響を受けていないかなど、慎重に判断する必要があります。

また、カルミネートする惑星が凶星だからといって、運勢が悪いわけではありません。

ただし、成功するには困難が生じたり、人一倍の努力が求められる傾向にあります。

カルミネートする惑星の影響

◆太陽のカルミネート

何事も自分の力で人生を切り開くタイプです。

自分で意思決定することを好みます。

また、権力や栄光を望む傾向が強くなります。

◆月のカルミネート

周囲の人との協調を重んじるタイプです。

集団に属すことを好み、あまり上下意識を持ちません。

グループで何かをしたり、意見をとりまとめることに長けています。

◆水星のカルミネート

自分で得た知識を武器とするタイプです。

現実主義者であり、世渡りが上手です。

自分の才知を生かして、社会に奉仕することを好みます。

◆金星のカルミネート

無理のない方法で望みを叶えるタイプです。

穏やかで誠実、信用を重んじる性格です。

そのため、人から信頼され、世間の引き立ても受けやすいです。

◆火星のカルミネート

向上心が強く、競争社会に生きるタイプです。

新しいことに取り組んだり、人を指揮することが得意です。

義理人情に厚く、弱者をかばう性格でもあります。

◆木星のカルミネート

自分が好む環境で、ゆったりと生きるタイプです。

未来に対して楽観的で、不安を持たない性格です。

精神的に立派な人になることを目標にし、社会福祉に貢献することを好みます。

◆土星のカルミネート

名誉を重んじ、義務を確実に果たすタイプです。

規律を守り、集団とともに行動することを好みます。

困難に遭遇しやすい運命ですが、粘り強く耐え抜きます。

◆天王星のカルミネート

専門的な知識や技術を極めようとするタイプです。

完璧主義であり、人に妥協せずに自己の限界に挑戦します。

孤立を恐れず、現実に対する反抗精神を持つ傾向にあります。

◆海王星のカルミネート

社会の規律に縛られず、臨機応変に生きるタイプです。

創造性があり、新しいものが好きです。

周囲からは行動が予測できないと思われがちですが、新しい時代に順応して最先端を行く人です。

◆冥王星のカルミネート

学問や精神性を極めて、自己を形成するタイプです。

権威を尊び、社会に認知されることを望みます。

また、伝統を重んじる性格で、社会の主流な意見を好む傾向にあります。

4. まとめ

ネイタル・チャートで、まず注目すべき星座と惑星について説明しました。

初めに、自分の上昇宮・太陽星座・月星座を知りましょう。

次に、ライジング・プラネットの有無と、カルミネートを確認します。

カルミネートの影響は大変強いものなので、特に注意してください。

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