インド占星術③ ~ハウスの意味、惑星の支配と在住~

インド占星術におけるハウス(天球12室)の意味について紹介します。

12のハウスを通じて成長し、社会的に認められる人間を目指す流れとなっており、和を重んじる東洋的な考え方が反映されているといえます。

また、インド占星術で重視される惑星の「支配」と「在住」についても説明します。

目次

1. インド占星術におけるハウスの意味

2. 惑星の支配と在住

3. まとめ

1. インド占星術におけるハウスの意味

西洋占星術と同じく、インド占星術でも第1~6ハウスは個人に関係し、第7~12ハウスは他者と関係します。

ただし、各ハウスの持つ意味合いが、西洋占星術とは若干異なっています。

インド占星術では、第1~12ハウスを、人の一生と結びつけて考えます。

 

◆ 第1ハウス

生まれ持った自我、生まれた環境を表します。

自分自身を示し、基本となる運命を与えます。

 

◆ 第2ハウス

財産を示し、所有できるもの、食べることにも関係します。

また、家族などの身近な人を示します。

 

◆ 第3ハウス

訓練のハウスです。

幼年期、自我の形成とともに、色々なことに興味を持ち、経験を積むことを表します。

 

◆ 第4ハウス

人生の土台、母親の影響を表します。

しつけや基礎教育によって、自我の土台が安定することを示します。

 

◆ 第5ハウス

第4ハウスで形成した土台をもとに、自分の意見を発信する段階に入ります。

専門性の高い学問や、芸術に関することを示します。

 

◆ 第6ハウス

争いのハウスで、試験や仕事における競争が現れてきます。

第5ハウスで主張した意見を元に、ぶつかり合いが生じます。

 

◆ 第7ハウス

第6ハウスまでに1人前の大人になり、人生のパートナーを求めるようになります。

結婚相手やビジネスパートナーを示します。

 

◆ 第8ハウス

第7ハウスで様々な人と出会い、人間関係の摩擦に苦悩します。

それを克服しようと努力し、人生を模索するハウスです。

 

◆ 第9ハウス

宗教のハウスです。

道徳的な価値観を習得して、精神が成長します。

 

◆ 第10ハウス

天命のハウスです。

第9ハウスまでに成熟した人間となり、社会的責任を果たします。

 

◆ 第11ハウス

利益のハウスです。

第10ハウスでの行いに対して、利益を得ます。

 

◆ 第12ハウス

第11ハウスで得た利益を消費するハウスです。

社会から引退し、人生の終わりを迎えます。

2. 惑星の支配と在住

インド占星術において、あるハウスを「支配」する惑星とは、そのハウスに対応するサインの支配星(ルーラー)を指します。

サインの支配星については以下の記事をどうぞ。

インド占星術② ~南インド式のホロスコープ~

一方、惑星の「在住」とは、ある惑星がそのハウスに入っていることを指します。

 

例として、図1を見てみましょう。

このホロスコープでは、アセンダント(ASC)がおとめ座にあります。

アセンダントを第1ハウスとしたとき、土星が第11ハウスに入っているならば、「土星は第11ハウスに在住する」です。

また、土星が支配星となるサインはやぎ座とみずがめ座です。

図1ではやぎ座が第5ハウス、みずがめ座が第6ハウスなので、「土星は第5ハウスと第6ハウスを支配する」です。

図1. 支配と在住の1例

惑星の支配と在住についての基本は、西洋占星術と同じ考え方です。

ただしインド占星術では、支配であるか在住であるかによって、惑星が吉星化あるいは凶星化したり、ハウスにより影響力の強さが変わったりします。

西洋占星術以上に、注意して見ていく必要があります。

3. まとめ

インド占星術におけるハウスの意味は、第1~12ハウスまでを人の一生として捉えるものです。

各ハウスが示すことは西洋占星術と似ていますが、インド占星術では東洋的な考え方に即しています。

惑星の支配と在住についても、基本的には同じであるものの、インド占星術ではより重視して見ていく傾向にあります。

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